中国在住10年を経て帰国。
中国、という日本とは違った視点で、
日本をあれこれ考えてみる、
日中文化考ブログ by 田中奈美
郎咸平教授の郭美美母子インタビュー

 郭美美というモデルでタレント(?)の若い女性が、中国版ツイッター「新浪微博」で「赤十字商会の商業総経理」を名乗り、超セレブなゴージャスライフを披露した結果、ネット市民の間で「中国赤十字はやっぱり募金を不正していたのか!」と赤十字バッシングが盛りあがったという騒動があった。

 

 この件、すでに本人が同ミニブログ中で、赤十字との関係を否定、虚栄心から騙ってしまったと書いていたが、このたび、その渦中の人物、郭美美と彼女の美人ママが、香港の有名経済学者、郎咸平教授がホストをつとめる経済番組に出演。

 

 郎教授が、彼女のボーイフレンドで、赤十字と関係ある会社の社長という人物について質問すると、「彼は義理の父のようなもので、今は赤十字関係の会社とも縁を切っていると聞きます」などと疑惑を否定。

 

 バリバリの経済学者である郎教授が、いくら疑惑の問題とはいえ、男女関係に突っ込む、というその光景がなんともファンタスティックなこのインタビュー。

 

 美美ママの話では、彼女の家はもともと裕福だったそうだが、郭美美は北京に出てくるまではジミにしていたそうだ。

 「北京の電影学院(女優を多数輩出している演劇系大学)で1年勉強して、ドラマに出演したり、社会に接したりする中で、だんだん虚栄心が強くなった」と郭美美。

 

 それでふと、知人の中国人の話を思い出した。

 商売を始めた幼馴染がこの10年でかなりの金持ちになり、すっかり人が変わってしまったという話だ。彼らは40代、一緒に貧乏でオクテな青春時代を送った仲だったが、金を持った幼馴染は、妻帯者ながら、毎回、外食のたびに違う美女を連れて歩くようになった、昔の彼からは全く想像ができないとのこと。

 

 かく言う独身の彼は、相変わらずゴージャスライフには遠そうで、特に色気のある話も聞かない。「あなただって、ある時、急に金持ちになったら、美女はべらすようになるんじゃない?」と返すと、「絶対それはない!!」と真顔で否定していた。

 

 彼らが美女をはべらしているのも、一人は娘のみ、もう一人は子供がないので、若い女に男の子を生ませるためではないかと、これまた真顔で話す。

 

 中国は今、バブルムードが漂うなか、カネをもったことによるろくでもない話が山ほどある。

 でも、持てざるものがろくな目にあわないこの国の現状を見ていると、あるべきものはカネ!という価値観を否定もしきれないのである。 

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