中国在住10年を経て帰国。
中国、という日本とは違った視点で、
日本をあれこれ考えてみる、
日中文化考ブログ by 田中奈美
お客さんの喜びは自分の喜び@日本

 帰国して、うっかりパソコンの電源コードを荷物に入れるのを忘れたことに気付いた。

 実家近くの家電量販店に行き、見つけたパソコン用コードに記載された「利用できるパソコン」の型番は、私のパソコンとは最後の一桁があっていなかった。

 

 案内カウンターで使えるかどうか聞いてみると、「パッケージに書かれていない型番は、動作確認がとれていないということだと思うので、その場合、買っても動かないということもありますよ」という話。

 

 それでも、違っているのは最後の一桁だし、もう一か八かで買うしかないと、財布を出すと、「少々お待ちください」とカウンターのパソコンに向かったお兄さん。

 メーカーのページを探し、製品情報の詳細をチェックしてくれ、「あ、大丈夫みたいです! パッケージに書いていないだけで、動作確認はとれているようです!」と満面の笑顔になった。

 

 これが中国ならばたぶん、「型番が微妙に違うが使えるか?」と聞いたところで、根拠のない自信を持って「没問題!」と言われるだろう。

 よしんばこちらが「ちょっと詳細を調べてよ」とお願いし、動作確認がとれていることがわかったところで、「だから没問題だって言ったじゃん」という顔をされるのが関の山で、「使えてよかったですねえ!」などと一緒に喜んでくれたりすることは、まず期待できない。

 

 それはそれで、そういうカルチャーだと思うのだが、普段そんな中にいる分、「よかったですね!」などと日本的「おもてなし」を受けると、うっかり心にしみてしまうのである。 

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