中国在住10年を経て帰国。
中国、という日本とは違った視点で、
日本をあれこれ考えてみる、
日中文化考ブログ by 田中奈美
儲けの儲けによる儲けのための規制

 中国である役所手続きをすることになったときのこと。

 その手続きは、例えていうなら、個人で申請する場合、1回につき1人あたり1件というふうな制限がある。

 

 しかし私としてできれば3件まとめて申請したい。そのほうが手間も省けるし、何度も足を運ばなくてすむ。

 そこで役所の下請け機関で、申請の窓口となっているところに電話をして聞いてみると、担当者は「それなら業者を通せばいいわ、私が業者に話をしてあげる」と言い、自分の携帯番号を私に告げた。

 

 料金についてたずねると、手続きは1件1000元(1元=約17円)。

 2件まではこの料金でOKだが、3件以上はどうしても業者を通すため、業者への支払いが1500元加算され、合計2500元となるという。

 

 日本で同じような手続きをしても数千円もしないだろうことを考えるとかなりのぼったくりな気がしなくもないが、中国においては「よくある話」である。

 

 そして中国の「規制」とは、何かを制限するためにあるというよりは、こうして「関係(グアンシ)」のある業者と、そのパイプ役となる関係者が、いっしょくたに儲ける産業チェーンを生みだすために存在するのではないかと妄想してしまう。 

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