中国在住10年を経て帰国。
中国、という日本とは違った視点で、
日本をあれこれ考えてみる、
日中文化考ブログ by 田中奈美
中国の優秀的郵便局
 北京の郵便局から段ボール30箱くらいを船便で日本に送った。
 うち20箱以上が本で、1箱20キロという重量である。
 それをちまちまと3カ月かけ、荷づくりしては徒歩15分の郵便局まで運ぶというのを繰り返した。
 
 中国では郵便物は中身を必ずチェックするのだが、3箱目くらいからは、ほぼノーチェック。なじみになった郵便局のおじさんに、いくたびに「また来たの?」といわれ、最後の1箱のときには、「え、これでおしまい? やったー」と喜ばれるほど、郵便局の人にとっても重労働だった。
 
 それはさておき、その荷物たちは発送からきっかり3週間後に日本に届いた。
 重さゆえに、段ボールが裂け、テープでぐるぐる巻きに補修されていたり、カバンをつめた段ボールはびりびりやぶけて、中身をチェックしたあともあったりしたが、とりあえず物がなくなることも抜かれることもなく、全部、無事ついた。
 
 さらにもう1つ、送ったはずのない荷物もついた。
 まったく覚えはないのだが、ラベルは確かに私が書いたものである。
 配達の人に「変ですねえ、送ってないんですけれど」と言いながら、はがれそうになっていたラベルをはがしてみると、下には大きな丸い穴があいており、その周辺に、かろうじて、別の人の住所が書かれているのが読めた。
 そして私が送ったほうの段ボールは、ラベルがはがれていることに気付いた。
 
 中国では段ボールにも住所を直書きするルールなので、ラベルがはがれても届くことは届く。でもなぜ、私のラベルが別の人の箱に貼られてしまったのか。
 
 おそらくだが、この不明の段ボールの穴は荷物検査のあとである。
 中身はお茶か何かのようだったが、チェックのために段ボールに穴をあけたのだろう。
 そしてこちらも正しいラベルがはがれているところから推測するに、はがれたラベルで穴をふさごうとして、「たまたま」同じようにはがれていた(?)私のラベルと取りちがえてしまったのではないだろうか。
 
 幸い、直書きされた住所のうち、肝心な部分はかろうじて避ける形で、穴があけられていたので、再配達は可能そうだった。
 
 中国の郵便局も昨今は優秀だ、とは思う。
 でも優秀で、そしてやっぱりアバウトなのである。
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