中国在住10年を経て帰国。
中国、という日本とは違った視点で、
日本をあれこれ考えてみる、
日中文化考ブログ by 田中奈美
頼みのツナ
 猫のお気に入りの布ベッドがボロボロになってしまった。
 北京のローカルな雑貨市場で確か20元(当時150円)くらいで買ったものなので、捨ててもいいのだが、猫が気に入っているし、せっかく北京から東京まで運んできたので、補修をしてもう少し使おうと考え、そこではたと思った。
 
 北京なら、なじみのクリーニング屋さんにもっていって、「なんとかして〜」といえば、きれいになおしてくれるだろう。
 あるいは、アパートの階下のおばさんに、市場の布屋で調達したはぎれの布を持って行って、「これをこうしてこうしたい」といえば、うまくやってくれるだろうと思う。
 
 北京では困ったときは、とりあえず身近なところで助けてくれそうな人に頼るとなんとかしてくれた。
 でも、東京ではそういう知り合いがいない。というより、そういうことをだれかに気軽に頼むという習慣がないだろうと思う。
 近所のクリーニング屋さんにもっていっても、びっくりされそうな気がする。そもそもこんな安物のボロベッドを補修するというのもヘンかもしれない。
 
 さてどうしようと思ったところ、近所の100キンに、はぎれの布が売っていた。
 けっこう色とりどり、いろんなものがあるし、糸もあれこれ売っている。
 そこで、中学時代の家庭科の授業で使った針をひっぱりだしてきて、チクチクチクチクと3時間くらいかけて縫ったら、なんとか元通りに使えそうな感じになった。
 
 頼みのツナは、北京では人、東京では便利な100円ショップなのである。
日中カルチャーギャップ comments(2) trackbacks(0)
Comment








がんばってますねえ〜。ちくちくやって直したんだから、家庭科の授業も無駄じゃなかったね。えらい!

日本の糸はこっちの見たいに玉にならないからいいじゃん。日本のハイクオリティな品質を楽しんでください。何でもやってくれるおばさんはいないだろうけどね。

北京の地下鉄に乳母車で乗った友人は、エスカレーターが止まっていて目が点。そこに現れたのは北京のおじさん達。この国は何でも人です。日本はハードかな。

元気でね〜。
from. さじゅん | 2016/04/20 10:06 |
さじゅんさん
コメントありがとうございます。
エスカレーターの話、光景が目に浮かぶようでした。
from. 田中奈美 | 2016/04/20 12:01 |
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