中国在住10年を経て帰国。
中国、という日本とは違った視点で、
日本をあれこれ考えてみる、
日中文化考ブログ by 田中奈美
中国の八大製茶マスターのミニ缶セットがネスプレッソな件

 先日、中国のテレビを見ていたら、八大大師小罐茶(ミニ缶茶)なるもののCMが流れた。

 

 八人の製茶大師(いってみれば製茶マスター)がその熟練の技で製茶した茶葉を、数杯分ずつ(?)小さな缶に詰めたというラグジュアリーな商品。

 日本のテレビでも見かけそうな重厚なCMで、逆にその「見かけそう」なところが目をひいた。

 というのも、中国のテレビで、こうした伝統と熟練の技に焦点をあてたCMをあまり見たことがなかったからだ。

 

 思えば、中央テレビのドキュメンタリーシリーズ「舌尖上的中国」で、中国各地のスローフード的な庶民グルメと食文化が紹介され、大ヒットを飛ばしたころから、目先のバブリーなものより、もっとじっくり作られたものに目が向けられるようになったような気がする。

 

 おりしも先日、北京帰りの友人と会ったとき、昨今の中国では、金さえあればだれでも持てるブランド品より、熟練した職人がつくるオリジナル品のようなものに価値が見出される、といった話が出たところだった。

 

 CMに登場する製茶マスターも、武夷岩茶の大紅袍(紅茶)は、武夷岩茶国家標準の主要起草人の王順明氏、国家礼品茶の西湖龍井(緑茶)は唯一指定を受けた戚国偉氏、黄山毛峰(緑茶)は、烏龍茶(鉄観音)は、鉄観音始祖魏蔭第九代孫の魏月徳氏、黄山毛峰伝統制作技藝第49代伝承人の謝四十氏といった感じで、なにやら錚々たる感じの名前が続く。

 

 もっとも、私はお茶のことは全然わからない。どういう人物なのかネットで調べてみたのだが、どこまでが自称で、どこまでが本物なのか、ネット情報だけではよくわからなかった。

 

 そして、茶葉ごとに色が異なるお洒落なミニ缶が、なんだかネスプレッソっぽく見えてしまうのは、はたまた気のせいだろうか?と、思わなくもない。

 

小罐茶公式サイトはこちら(写真はサイトより)

 

 

 

 

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