中国在住10年を経て帰国。
中国、という日本とは違った視点で、
日本をあれこれ考えてみる、
日中文化考ブログ by 田中奈美
新年のご挨拶と中国的自動車教習と車の運転に想うこと

 

 遅ればせながらあけましておめでとうございます!

 昨年も、のんびり更新のブログにもかかわらず、訪ねてくださり、大変ありがとうございました。本年はもう少しペースアップを目指してまいります。引き続き、楽しんでいただけましたらうれしいかぎりです。

 2018年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

 

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 昨年末、東京で車の免許を取った。自分で車を運転してみて、いまさらながら、北京の車の運転が荒いことに思いをはせた。

 北京では日常的に、交差点で車が入り乱れ、一方通行が無視され、急な進路変更で車が突っ込んできた。

 

 みんなが自分勝手といえばそれまでだが、少なくとも、北京で車を運転している私の知り合いは良識のある人ばかりである。そういう人が、「車を運転すると性格変わる!」という。

 

 北京の路上で、漫然とルールが守られない背景には、もしかしたら、免許を取るまでの過程で、何か日本との違いがあるのかもしれない。そう思いたち、北京で免許をとった友人に聞いてみた。

 ところが、普通に自動車学校に行き、実技と学科の試験を受けて免許交付という流れはかわらない。むしろ中国の教習所では駐車などステップが若干多い気がする。

 

 東京の教習所では、方向転換と縦列駐車は習ったものの、いずれも、ぶっちゃけ、目印のポールがあり、言われた通りにやれば試験は100%合格した。

 でも実際に路上に出たら話は別で、今は、駐車はの自主トレ中。しかも先日は、池袋付近の初めての駐車場で困っていたら、通りすがりの中国人青年に、「こっちにハンドル切って、もうちょっとそっち〜」とガイドしてもらう始末である。

 

 では、交通法規の教習がアバウトなのかと思いきや、ネットに公開されている筆記試験用一問一答は、ほとんど日本のそれとかわらない。

 一昔前は、「事故現場で腹から腸が飛び出している人がいたらどうするか」といった問題があったという話を(これまたネットで)見かけたが、いまはそこまでぶっ飛んだ問題はないようだ。

 

 というより、普通すぎて面白くないくらいで、交差点では直進優先というのも、一方通行は一方向にしか走れないということも、突然の進路変更が危険ということも全部出ている。

 

中国の筆記試験一問一答例(中国語)

http://www.jkydt.com/jxks/bcd67001.htm

 

 そこで中国人の知人に、日本の教習所と何か違うところはあると思うかとたずねたところ、少し考えた知人曰く、「中国の教習所は、教官にタバコを渡さないと合格しない」。

 

 確かに、学費+タバコというのはよく聞く話で、以前、北京で免許をとった人も、タバコを渡さなかったら、なかなか合格させてもらえなかったと話していた。

 でも、その一方で、タバコ(ワイロ)はなかったという人もいる。

 

 いずれにしても、北京の車の運転が荒いのは、教習所うんぬんの問題ではないようだ。では、なんのせいかといえば、それはやはり、ルールを守っていたらバカをみるという安心感の欠如と、給料(や成績)に反映されないことは取り締まらない警察とのコラボによるものではないか、と思うのである。

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