中国在住10年を経て帰国。
中国、という日本とは違った視点で、
日本をあれこれ考えてみる、
日中文化考ブログ by 田中奈美
裁量労働制に想うこと

 今朝の「日曜討論」で裁量労働制についてえらい人たちが討論をしていた。

 それで疑問に思ったのだが、裁量労働でも固定時間でもフレックスでも時給でも、日本人は「働きすぎ」をそうそうやめられないのではないだろうか。

 

 なぜなら日本社会には、生真面目さを評価する価値観があると思うからだ。

 東京のとある職場でバイトをしていると、裁量労働か時給かにかかわらず、真面目にきっちりやって、オーバーワークしている人たちがいる。

 

 強制されて働かされているわけではなく、優秀ゆえにてきとーにはできず、時間外労働をしているのである。

 一例をあげると(実際にそういう業務があるわけではないが)、先方から1〜5までのものをそろえてほしいというリクエストがあったら、ちゃんと1〜5まで完璧にしっかりそろえる、といった具合である。

 

 これがもし、中国人相手ならと考えると、たぶん、1と2くらいを返して、あとはどうしても必要だったら、また言ってくるだろうから、そのとき考える、みたいなやり方になるだろう。

 

 別に中国人だから適当にやる、というわけではなく、そもそもリクエスト自体がざっくりで、途中で変更したりすることもしょっちゅうなので、きっちりさより臨機応変さのほうが求められるからだ。

 特に中国で出来るタイプの人は、そういう立ち回りが上手い人が多い気がする。

 

 話を日本に戻すと、少なくとも私の半径5メートルくらいをみるかぎり、仮に制度で働き方をかえたとしても、日本人が生真面目さという価値観を放棄しないかぎり、結局、働ぎすぎはなくならないのではないかという気がする。

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