中国在住10年を経て帰国。
中国、という日本とは違った視点で、
日本をあれこれ考えてみる、
日中文化考ブログ by 田中奈美
旧正月支度
(メルマガ42号より)

 18日の旧正月(春節)まであと1週間。今年は春節より先に春が来てしまったかのような暖冬だ。
 ぬるりと生暖かい風が吹き荒れ、ほこりを巻き上げゆく。

 それでもあっけらかんと青い空は高く、晴れがましい空気が充満している。

 ある日、胡同の喫茶店でコーヒーを飲んでいると、窓の外の路地では、正月飾りの赤い提灯を取り付けていた。

 町内会の役員なのだろう。赤い腕章をつけた年輩の男性が数人、ひょろりとした街路樹にはしごを立てかけ、一人が提灯をくくりつけている。

 下からは「そっちの枝がいい」「もう少し上がいい」「そうだ、いいんじゃないか」などと声がかかる。
 はしごはかなり年季の入った木製でよくしなる。

 しかし男性は手馴れた様子であっという間に結んでしまうと、またみなではしごを担ぎ、わいわいと次のブロックへ移動していく。

 彼らが路地の先に消えると、窓の向こうには、細い枝に下がった3連の真っ赤な提灯が揺れていた。
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