中国在住10年を経て帰国。
中国、という日本とは違った視点で、
日本をあれこれ考えてみる、
日中文化考ブログ by 田中奈美
爆竹RPG
(メルマガ44号より)
 旧正月の休みが明ける。
 連日、夕飯が終わる時間帯ころから、バンバン、ドカンドカンと爆竹が鳴らされ、花火が打ち上げられ、それはもう脳みそがゆすぶられるほどの騒ぎだったが、それも終わる。
 ようやく平穏な夜が戻ってくる。

 旧正月中、細い胡同のなかを歩いていると、人がちらほらいるなと思った路地の先で、いきなり爆竹が破裂するため、うっかりすると大怪我しかねない。

 目の前で破裂しなくとも、突然、路地の向こうで、巨大花火がどか〜〜〜んと上がり、心臓が裏返りそうになることもある

 それは爆弾アイテムが埋め込んだ立体RPGのごとき様相で、目的地にたどり着くまでに、次々と現れる爆弾アイテムを突破しなければならない。

 しかし、北京は昨年、ようやく長年ぶりに爆竹が解禁されたところ。
 さぞかし北京の人は喜んでいるだろうと思えば、北京育ちの友人いわく「最悪! 大嫌い! ただでさえ汚い北京がよけいゴミだらけになる」。

 たしかに爆竹と花火のあとはやりっぱなしなので、朝になると、路上には赤茶けた火薬とゴミの残骸が、道路一面に散乱している。

 一方、春節に爆竹はかかせない地方出身の知人は「今日も爆竹やっちゃったよ〜〜。日本人はなんでやらないのかな〜〜。厄払いだよ〜〜」と毎日、花火を持って出かけていた。

 この春節期間、北京市内の爆竹による負傷者は663人に上るという。

 また、大いに飲んで食って買物して遊ぶ7日間の市内の消費販売額は156億9000元(1元=約15円)、公共交通機関の利用者は5131万4800人、市内11ヵ所の公園を訪れた旅行客は124万1700人で、市内の旅行収入は19億5700元。

 ついでに116番通報は6015人で、飲酒運転による交通事故は前年同期比10件減で2件のみだとか。

 最後の飲酒運転者数による事故数の少なさは、事故った人が逃げちゃったからだろうと思われる。
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